【天皇賞春特集】日経賞組

 

こちらは天皇賞春特集の2枚目です。

 

 

近10年の日経賞組の成績は2勝2着2回3着2回となっています。

 

 

14年に1~3着独占と言う成績を残しているのですが、それを最後にここ5年間馬券絡みの無いローテションになっています。

 

 

馬券になった6頭中5頭は日経賞で2着以内であり、3着以下から馬券になったのは15年のフェノーメノだけです。

 

 

フェノーメノは前年の14年に日経賞1着→天皇賞春1着と結果を出していた馬で合ったので、5着から巻き返した15年は例外的に扱ってもいいかもしれません。

 

 

実績なくして3着以下から天皇賞春を好走するのは難しいという認識は悪くない気が致します。

 

 

今年は1着ミッキスワロー、2着モズベッロ、3着スティッフェリオ、6着エタリオウの4頭が出走して来ます。

 

 

上記のデータからスワロー、モズの2頭を扱う事に致します。他の2頭は回顧時に参考程度に軽く扱っておきます。

 

 

レース回顧

 

 

1着ミッキスワロー

2着モズベッロ

3着スティッフェリオ

6着エタリオウ

 

 

6.9-11.2-11.7-12.9-12.6-13.2-12.7-12.0-11.3-11.8-12.4-11.7-12.5=2:32.9

 

 

逃げ先行馬が壊滅しており、掲示板を占めたのは3~4角でマクりを打った追込み馬たちでした。

 

 

しかし、1000mの通過が61.9秒とそれほど速いぺースではありませんでしたので、もう少し前を行っていた組が粘れてもいいのではないかと思います。

 

 

しかし、3頭雁行でレースを引っ張ていたソウルスターリング・ヤマカツライデン・ガンコの3頭は12~14着の最下位を独占する結果になっています。

 

 

この程度のペースでそこまで負けてしまうということは、この3頭が悲しくなるくらいに弱かったという事のでしょう。

 

 

見た目のイメージ程に厳しい展開ではなかったと思います。

 

 

レースそのものは残り6Fからペースアップしており、後傾持続戦の様相を呈しています。

 

 

要するに後半に長い脚を使えた馬が上位に来たという事で、持続性能の高さを要求されたレースだったという事でしょう。

 

 

こういうレースで上位に来れているなら、心配機能の高さなども補償されますし、長い脚が必要な京都外回りコースへの適応力はあると考えていいと思います。

 

 

1・2着の2頭に関しては本番でも十分アテに出来る存在だと思います。

 

 

逆にこれらの中では最もポジション利があったエタリオウと、脚がゴールまでもたなかったスティッフェリオの2頭に関しては上位2頭と差を感じてしまう所です。

 

 

また、このレースはミッキスワロー騎乗の横山典騎手が騎乗停止処分を受けているように、2着モズベッロに不利を与えての結果でありました。

 

 

JRA発表の採決レポート

 

 

最後の直線コースで、14番ミッキースワローが外側に斜行したため、10番モズベッロの進路が狭くなりました。

 

 

となっています。

 

 

直線の入り口から始まったミッキーの斜行は、ゴール前50mぐらいまで延々と続きモズはそのたびに追いづらくなってしまったという事象です。

 

 

モズに騎乗していた池添騎手は「あれが無ければ勝っていた」と不満を漏らしていましたが、まぁそうだろうなと思います。

 

 

モズの方が上がりで上回っていましたし、思う存分に追う事が出来ていたら上がりはもっと速かったと思います。普通に逆転していたのでは?

 

 

よって、1・2着の序列に関しても逆転想定が可能だと思われます。

 

 

以下は3着スティッフェリオ、6着エタリオウについて簡単に記しておきます。

 

 

ステイッフィリオ持続力があり、辛抱強い馬なので日経賞の様なペースはこの馬には向いていました。

 

 

なので本来は福島記念勝ち、小倉大賞典勝ちのように1周コースで淀みのない展開で強いところがある馬です。

 

 

そして、こういう馬にありがちな事ですがその反面で決め手勝負で負けやすいところがあり、この時もより上位の末脚を使えた馬に屈したというところでしょう。

 

 

この時はそれまでの先行策を捨て控える競馬で新味を出しています。これは逃げて大金星を挙げたオールカマーの成功がこの馬の可能性を狭めてしまっていたからです。

 

 

以降は同じように逃げるか先行するかで積極的な競馬を続けていたのですが、それでいいところがありませんでした。

 

 

すっかりワンパターンになってしまったので、再度控える競馬に戻しどこまでやれるかを試したいと陣営は考えていたそうです。

 

 

それで3着とある程度の結果がでましたから目論み通りのところがあったでしょう。

 

 

ですが、決め手勝負ではもともと強い訳でもないので、ゴールまで脚は持ちませんでした。使える脚が1瞬だけという感じです。

 

 

この程度の決め手だと京都の外回りコースに変わって前走以上の末脚を繰り出せる根拠は乏しいと言わざるを得ません。

 

 

そもそもGⅠでは頭打ちなところもあるので、行ってどこまでと言った玉砕覚悟の先行策の方が可能性が残るのではと思います。

 

 

今回の陣営の戦略には注意してください。

 

 

エタリオウに騎乗していた岩田騎手が戦線離脱しているので今更な話ではあるのですが・・・

 

 

厩舎は岩田騎手に「天皇賞春はユーキャンとエタリオウの好きな方に乗っていいよ」と話ていました。

 

 

日経賞の1週前にユーキャンスマイルが阪神大賞典を勝ちましたが、エタリオウはユーキャンぐらいの自信を日経賞では持っていたからです。

 

 

この時点で2頭の評価にはほとんど差がありませんでした。

 

 

実際、岩田騎手も仕上がりの高さにかなり興奮していてユーキャン以上かもと話していた程です。それだけに日経賞の結果はもの足りないと言わざるを得ないのです。

 

 

展開ハマりであったのに直線で失速したてしまったあの内容はさすがにだらしのない感じを受けます。前年の日経賞で2着していたように適性がズレていたとも思えません。

 

 

最高の状態で使った結果がこれでは、現状の能力はこの程度なのかなぁと思ってしまいます。厩舎としても厳しい現実をを突き付けられているのではないでしょうか?

 

 

休み明けでしたので使った効果と言うものは当然あるんでしょうけど、そういうモノは1~3着馬にもある事です。この馬だけが上昇する訳ではありません。

 

 

根本的な激変がない限り少々厳しいのではないかと思います。

 

 

この馬も一応菊花賞2着馬なので好走可能なデータを持っていますが、それでもやっぱり穴馬の以上の評価にはしづらいところでしょう。

 

 

 

 

ミッキスワロー

 

 

3年前の今時分にこの馬は京都新聞杯を使うために京都競馬場に遠征しています。

 

 

この時の遠征理由が「秋に菊花賞を目指している。だから今のうちから京都コースを経験させておく」という事でした。

 

 

距離が長くても大丈夫と言う考えを陣営は昔から持っていたようです。

 

 

日経賞の走りを見ても距離が伸びてもまだ大丈夫そうでしたから、案外やれそうです。

 

 

それに、

 

 

ジャガーメイルヒルノダムールエイシンフラッシュトーセンジョーダンフェノーメノホッコーブレーヴ

 

 

など3000m超のレースが未経験で馬券になった例はいくらでもあります。距離に関してはあまり気にしなくてもいいかもしれません。

 

 

GⅠ戦は4歳時の有馬記念以来となりますが、これは中距離のトップクラス相手ではもう厳しいだろうと意識的にGⅠを回避していたからです。

 

 

ただ、前走の日経賞を勝ったことが大きく、再びGⅠへのチャンレンジとなりました。

 

 

また、菊沢調教師もGⅠを勝つなら天皇賞春が一番チャンスがあるだろうと考えているようです。

 

 

強豪揃いの中距離GⅠではさすがに敷居が高くなっているのですが、そういう馬はまずこの天皇賞春に出走して来ません。

 

 

長距離路線は新陳代謝のないお決まりのメンバーでやる事が多く、さらに一流馬がいない分相手も弱化します。

 

 

B級ステイヤーを相手にすれば能力だけで好走することは可能でしょう。

 

 

こういう事情を考慮しての参戦なので、その気があることは間違いがありません。しっかりと勝負仕上げで挑んでくるはずです。

 

 

 

直近の好走が上がりのかかるレースばかりなので、時計の速い高速馬場への適性が少し気になるところです。

 

 

でも、32.9秒の上がりを使った新潟大賞典(2着)や、世界レコードが樹立されたJCで5着と通用の根拠も残しているのでその辺は大丈夫でしょう。

 

 

問題はこの馬の好走パターンだと思います。

 

 

大外ブン回しのマクリ殺法が常套化しています。そんな競馬が通用するのも相手が弱いからであり、GⅠではロスが大きいだけでメリットはありません。

 

 

それに、このような競馬をされると今の京都コースでは前を捕まえきれない可能性が高くなります。

 

 

出来るだけ馬群の中から進出してきて欲しいところで、横山典騎手の手綱捌き次第だと思います。

 

 

長距離専門にやって来た馬ではないので能力以外の事で強調出来る材料はほとんどないのですが、1点だけ強味になりそうなものがあります。

 

 

ローカルのハンデ戦をドサ回りしたおかげで、斤量がどれほど重くても問題なく能力を発揮出来る事が判明しています。

 

 

58.5kの重ハンデだった福島記念でも能力の高さは衰えず3着と好走出来ていました。

 

 

今回は各馬均一の58kですが、この斤量が初めてという馬が半数近くもいます。いくら定量とは言え、58kは決して軽い斤量ではありません。

 

 

斤量がネックになる馬もいるのではないでしょうか?スワローならそういう馬に負けることもないでしょう。

 

 

 

 

モズベッロ

 

 

面白い馬でここ5戦は中山と京都を交互に走っていて、その他のコースは走っていません。しかも、中山は基本的に取りこぼすコースで、京都は勝ち切れるコース。

 

 

トータルだと京都コースは5戦して1着・9着・2着・1着・1着、中山コースは3戦して17着・4着・2着という成績。

 

 

日経賞は不利ありのレースでしたので勝ちに等しいものでしたが、京都替わりでプラス査定が出来そうです。

 

 

これならミッキースワローを逆転すること計算も立てられそうです。

 

 

昇格後に2戦したGⅡ戦で連対パーフェクトを維持しており、上り馬的魅力のある馬と言っていいでしょう。

 

 

また、日経賞は苦手コースの中山で結果を出したことの意味も大きいのですが、それ以外にも好感の持てる材料があります。

 

 

重賞勝ちした日経新春杯52kがいい例で、好んでハンデ戦に出走しているようなところがあるので軽量を活かした好走が多いのが気になるところでした。

 

 

なので別定GⅡの日経賞を好走したことは余計に価値があると思います。56kの同斤量でライバルと渡り合えた内容は評価できるところでしょう。

 

 

定量戦のGⅠでもやれる根拠を持つことが出来そうです。

 

 

今回の58kは初めてなので課題ではあるでしょうが、ハンデキャップホースのレッテルを剥がせているのは大きいと思います。

 

 

16Fの距離に関してはやってみないとわからないところです。

 

 

ただ、重馬場で圧勝したり、上がりのかかる条件で好走していたり、タフな条件下で良い成績が集中しています。

 

 

スタミナが問われること自体は悪い事ではないと思いますので、未知数な点は認めますが、全くダメと言い切れる材料はありません。

 

 

やれる前提で評価しておくのがいいのではないでしょうか?

 

 

なお、この馬の充実度や勢いは十分評価できるのですが、まだ完成途上だと厩舎筋では考えていて、完成するのは先だろうと話ています。

 

 

肩のバランスが悪いので手前の換え方がぎこちなかかったり、追うとヨレてしまったりと競争馬として完成しきれていないようです。

 

 

日経賞でもモタれて走っていましたので未熟な点を残しているのが現状です。

 

 

この辺はいかにも上り馬らしい未熟さであり、現状の力でトップクラスにどこまで通用するかという見方が妥当かもしれません。

 

 

調整面に関しては、日経新春杯日経賞の間に放牧に出されていますので、戦績ほど使い詰めのイメージはありません。

 

 

未完成から来る成長度を加味すれば前走以上で出走出来ることもあるでしょう。

 

 

 

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