【オークス特集】 忘れな草賞・スイトピーS組の検証

 

こちらはオークス特集の3枚目です。

 

 

忘れな草賞は昔からオークスで好走馬を出す桜花賞の裏レースとして知られています.

 

 

近10年だけでも11年エリンコート、15年ミッキークイーン、19年ラヴズオンリーユーと3勝しています。

 

 

他には2・3着もないピンパーな所も面白く買うなら頭からと言う感じです。

 

 

また、スイトピーS組もずっと無縁のトライアル競争だったのですが昨年カレンブーケドールが2着と強い競馬を見せて連対してしまいました。

 

 

今年のデゼルもド派手な勝ち方を決めているので警戒しておきたい1頭でしょう。

 

 

近年よく言われているのが、社台Gの使い分け戦略で桜花賞には桜花賞向きの馬を用意して、オークスにはオークス向きの馬を各トライアルに回しているとのことです。

 

 

昨年の桜花賞馬グランアレグリアや、この世代の2歳女王レシステンシアなど目の無い馬はNHKマイルCに回しているのもその一環と言う話です。

 

 

今後もアーモンドアイの様なスーパーな馬でもない限り、無理に2冠制覇に拘らず適材適所で回して行くのかもしれません。

 

 

ここ数年で桜花賞オークスの臨戦過程変化していくことになるかもしれず、今年も注意が必要でしょう。

 

 

 

ウインマイティー

 

 

忘れな草賞桜花賞と同日に行われた9Rでした。発送時間が1時間早いので馬場は稍重で行われています。

 

 

ですが、桜花賞とレースの質は全く違っており、1000mを63.6秒で通過する超ドスロー競馬となりました。

 

 

道中も3・4・5Fがいずれも13.1秒の遅いラップで進んでいるので、全く負荷がかかっていません。

 

 

レースはラスト3Fの上がりの競馬になっています。

 

 

距離が違うので一概に比較は出来ませんが、桜花賞のレース上がりが38.1秒であったのに対し、忘れな草賞は35.2秒と3秒も速くなっています。

 

 

この比較からも楽なレースであったことが解ります。

 

 

オークスで必要な持続力は全く求められていませんし、レースの位置取りや瞬発力の優劣だけでレースが決したようなもので内容的に見るべき所がありません。

 

 

本場も立ち回りの上手さで勝ち上がったというに過ぎないので、このレースだけでは強調材料に欠けています。

 

 

キャリア全体を確認してからオークスの適性があるかを判断しなくてはなりません。

 

 

ただ、全体のキャリアを見てもあまりよい印象がありません。

 

 

2勝目のミモザ賞も同じような展開で上がりがかかる展開をポジションや立ち回りで勝ち上がっただけという感じです。

 

 

この時に負かした2着がフラワーCでアブレイズにつぶされた逃げ馬ナリノクリスティーというのも印象を悪くしています。

 

 

デアリングタクトが勝ったエルフィンSにも出走していたのですが、デアリングとの上がり差が1.6秒もあって脚力で圧倒的に負けています。

 

 

高速馬場での経験もなく、小回りコースを器用さでクリアしていると言う印象が強いので大箱府中の決め手比べに対応出来る下地はないと言わざるを得ません。

 

 

ここまで地力の高さで他を圧倒したような経験もなく、強調出来るストロングポイントが見当たりません。

 

 

GⅠ級のメンバー相手ではさすがに苦しそうです。

 

 

また、桜花賞組と同じようにあの馬場を走り切ったことで反動が出ていたようなので、どこまで立ち直っているかが肝心です。

 

 

そもそも前走で権利取り目的でメイチに仕上げているので、上がり目もかなり薄くなると思います。

 

 

見せ場でもあれば健闘したと言えるような存在ではないでしょうか?このレースからオークスを勝った各馬と比較できるような馬ではないと思います。

 

 

デゼル

 

 

スイトピーSは面白いレースで33.3秒を記録した上がり2位の馬が5頭もいたレースでした。普通のレースならこれで最速上がりになるようなタイムです。

 

 

レース上がりも11.4-10.9-11.2と10秒台を含める速いラップが連発しており、かなりの高速上がりが記録されたレースでした。

 

 

このような上がりが高速化しているレースを差し切るのは至難の業で普通の馬では無理でしょう。

 

 

デゼルはこれを4コーナー13番手から差すのですからとんでもないと思います。

 

 

さらに、イン前有利の府中コースであったことも踏まえると脚力の高さは尋常ではありません。

 

 

オークスでも同じ脚を使えるようなら確実に上位に迫ることができるでしょう。

 

 

ただ、レースそのものはスローペースであり、上がりの競馬になっているのでオークスで必要な持続力の証明がなされていません。

 

 

末脚の威力だけを殊更に評価すると本質を見失う事にもなりますので注意したいところです。

 

 

オークスではここまで速い上がりは必要ないですし、ペースが違えば使える上がりも変わってきますからその辺にキャリアの浅さが影響する可能性はあるでしょう。

 

 

それにここまでの2戦は後方からレースをしているので相手が格段に強化されるGⅠメンバーでは位置取りが後ろ過ぎるのも問題があります。

 

 

もう少しレース巧者のイメージは欲しいところです。

 

 

ただ、デアリングタクトも2戦2勝で桜花賞を勝っているように、今年の流れで行くとこの手の馬は無視が出来ません。

 

 

なぜならこの馬も素質を高く評価されているからです。

 

 

調教をつけていた藤岡康騎手もGⅠ級の評価をしていますし、厩舎も同じように期待しています。

 

 

そして何よりレーン騎手がこの馬の才能にほれ込んでいて、相当力が入っています。

 

 

レーン騎手は今年の予定を春2ケ月、秋1ケ月と言うスケジュールで短期を取得するつもりでした。

 

 

なのでヴィクトリアM週で最初の1ケ月分が切れるので、オークス週はスルーにしてダービー週~宝塚記念週で2ケ月目の短期を取得する予定でいました。

 

 

ですが、この馬に騎乗するためにオークス週から免許を取得する事になりました。本人の入れ込みようが伺い知れます。

 

 

この鞍上がデゼルの経験不足を補う事もありうるので、そこを理由に評価を下げてしまうのもまた怖い感じがしています。

 

 

前走も初戦よりはポジションを取りに行けていますし、馬群の中を切り分けて差し込んだ新馬戦の内容から肝も据わっている印象です。

 

 

3戦目で馬がさらに進化している可能性もあるのである程度の評価は必要かもしれません。