【桜花賞特集】 フィリーズレビュー組

 

こちらは桜花賞特集の2枚目になります。

 

 

距離が1400mという設定なのでスプリンター色の強い馬が集まりやすいレースです。なので、マイル戦の桜花賞ではほとんど馬券になれていません。

 

 

この10年では12年3着アイムユアーズ、16年3着アットザシーサイド、17年1着レーヌミノルの3頭だけになっています。

 

 

また、距離が延びる本番では勝負にならないからこちらで勝負と言う馬や、トップクラスが集まるチューリップ賞では権利が取れないからこちらという馬が集まりやすいのも特徴です。

 

 

そういった背景も本番で用無し論が持ち上がってしまう要因になっているでしょう。

 

 

今年のメンバーもこの特徴に該当した馬が集まっています。これらをどこまで信用すべきか?

 

 

印を回す必要がある馬は限られていると思われます。

 

 

 

フィリーズレビュー回顧

 

 

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エーポス

 

 

昨年の暮れの新馬戦で勝ち上がって月一出走の前走が4走目でした。

 

 

2・3戦目は京都のマイル戦で自己条件とOP特別を2走したのですが惜しい競馬を続けていました。4・5着と掲示板を外さず無難なキャリア形成です。

 

 

また、厩舎曰くですが勝ちきれなかったのは京都の馬場が悪かったからというのが理由だそうです。背腰が緩い馬なので脚元が悪くて力を発揮できなかったのだそうです。

 

 

現状は高速馬場の様な走りやすい馬場が向いているのでしょう。なので、馬場状態の良い阪神コースで見直せるのではないかと陣営は考えていたようです。

 

 

「素質はかなりのモノがある」と厩舎内では評価の高い馬でした。なので、桜花賞にはどうしても出走したかったのだそうです。

 

 

馬場が良いというのが好走の条件なら阪神で行われるチューリップ賞でもよかったのですが、レベルの落ちるフィリーズレビューを選択したという事になっています。

 

 

こちらなら3着とは言わず、賞金加算まで出来そうな組み合わせだったことが大きかった模様です。

 

 

強い相手を避けたというのなら減点材料として扱う必要がありそうです。

 

 

また、フィリーズレビューが行われた週には他にファルコンSアネモネSと3つの出走可能なレースがあったのですが、このエーポスは3レース全てに登録しています。

 

 

どのレースが賞金加算や権利を取れるかなどを重々吟味した上でフィリーズレビューの出走を決めたのだそうです。

 

 

桜花賞に出るために陣営の執念を感じるレース選択でした。それほどこの馬に可能性を感じているのでしょう。人間側のやる気の高さはかなりのモノだと思われます。

 

 

ただ、結局は距離適性を考慮してマイルよりは1400mの方が力を発揮しやすいからという理由もあったようです。

 

 

距離適性を考慮しての選択ならこれも評価を落とす材料になってしまうでしょう。

 

 

そういう馬ならマイルGⅠをガチンコ勝負で乗り切るのはちょっと厳しいかもしれません。

 

 

距離適性の足りていない馬がGⅠを好走するには何かの助けが必要です。前走の様な展開の助けとか、ロス無く回れる内枠を引くとか。

 

 

そういうモノがあればちょっと怖いなぁとは思っていたのですが・・・、大外枠ではかなりの試練となりそうです。

 

 

フィリーズレビューでは1頭だけ次元の違う末脚を披露していたので、あの脚を再現出来ればいいところがありそうなものですが・・・

 

 

桜花賞出走と言う大目標を達成するために運を使い切ってしまった印象です。

 

 

それに使い詰めのローテでそろそろ上積みが心許なくなる頃合いです。今回の条件や環境では強く推せる材料がほとんどありません。

 

 

 

ヤマカツマーメイド

 

 

新馬戦で負けて以降は掲示板を外すことなく、GⅠの阪神JFでも5着と頑張っています。

 

 

チューリップ賞組の上位3頭と比べても戦績的に大きく劣っていることもないように思います。 

 

 

エーポスの鬼脚に屈してしまいましたが、フィリーズレビューの内容も優秀だったと思います。

 

 

3F通過33.4秒、1000m通過56.5秒。このレース史上最速となるハイペースでレースは流れていました。

 

 

そんな激流をヤマカツは先行馬群に交じりながら追走しています。

 

 

直線入り口では3番手に上がる積極的な競馬で、絶妙なタイミングで前を交わす完全な勝ちパターンの競馬でした。負けて強しの内容です。

 

 

こういう競馬が出来ているなら条件次第で大きいところをとれる馬かもしれません。

 

 

ただ、この馬も距離に限界があるのだそうです。そういう事情は阪神JFのレース内容にも見て取る事が出来ます。

 

 

阪神JFは常に速いラップが継続したスピードの持続力を問われたレースでした。今年のフィリーズレビューと同様でそこで好走したヤマカツには本来適したラップ構成です。

 

 

馬の個性に合致していた流れでしたので展開を味方に出来ていたはずなのですが、それでも5着が精一杯と言う内容です。

 

 

これなら確かに距離適性で負けたのでしょう。

 

 

なので、ヤマカツ陣営も桜花賞より適距離のフィリーズレビューで勝負を賭けていたクチで、勝ち負けを強く意識していた馬の1頭でした。

 

 

関係者は「桜花賞で上位勢と競ったところで用無しだろう」と完全に白旗を上げていますので、とても買える材料はありません。

 

 

今回は記念出走的捨てレースの可能性までありそうです。

 

 

叩き2走目ではありますが、一仕事終えた後と言う印象が強いだけに多少の上積みはあってもそれでどうにかなるとはちょっと思えないところです。

 

 

ナイントゥファイブ

 

 

長い直線のある府中や外回りコースでは瞬発戦になりやすいので、パフォーマンスを落としてしまうタイプです。

 

 

本質的には淀みなく流れる持続戦で結果を出している馬なのでそういう条件では取りこぼしていません。

 

 

阪神の内回り1400mの様な条件がこの馬の強みを出しやすい条件であったことは間違いでしょう。

 

 

その辺は厩舎サイドも承知してここに出走していました。

 

 

10秒台を含むようなキツ目のラップを果敢に攻めていき、最後に失速しても頑張れる我慢強さがウリな馬と言う見立てです。

 

 

勝ち上がった未勝利戦や、フィリーズレビューでもそういう強味がしっかりと発揮されています。

 

 

ヤマカツの稿でも触れましたが、1番人気だったカリオストロと雁行状態でレースを勧め、レース史上最速のペースで飛ばしていきました。

 

 

それで3着まで残せているのは純粋に評価して良いところです。

 

 

この馬の適性を満たしたレースだったとは言え、この馬の3着自体はフロックではないんだと思います。

 

 

レースは12番人気で低い評価でしたが、この馬も何気にノーザンF生産馬なのでその中間はノーザンFしがらきでしっかりと調整されていました。

 

 

全くの人気薄であったのですが、厩舎はそこそこやれる自信があったので「権利は取れると思う」とほんのりと自信を持っていたのだそうです。

 

 

そこは陣営の見立て通りの結果になっています。

 

 

ただ、それだけに前走の好走がこの馬の適性が桜花賞向きではないという事を如実に物語ってしまいました。

 

 

マイル戦になると決め手も要求されてきますので、そういう長所が無いのは残念なところでしょう。

 

 

厩舎側もその点は認めていて「マイルもそこそこやれたけど、ベストは1400mだと思う」とレース前に話しています。

 

 

距離も全くダメという事もないので、阪神JFのような持続力が問われる展開になればこの馬が好走出来る可能性はありますが…

 

 

桜花賞上位勢力の強烈な決め手に対抗できるほどのインパクトかあるかと言えば、そこはあまり感じることが出来ません。

 

 

好枠(1枠1番)を活かしてどこまでやれるか?と言ったことぐらいしか今回は言えないのではないでしょうか?

 

 

 

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