【皐月賞特集】 その他組

 

こちらは皐月賞特集の3枚目です。

 

 

ここではトライアル以外の重賞から臨戦して来た馬にコメントしていきます。該当は共同通信杯きさらぎ賞京成杯の3レースです。

 

 

 

共同通信杯組の傾向

 

 

共同通信杯組の過去10年の成績は【4・0・2・8】になっています。

 

 

共同通信杯はどういう訳か皐月賞に最も直結している前哨戦になっています。

 

 

真逆の適性が求められる府中コースの実績と中山コースの実績がリンクするのは不思議な話です。

 

 

ゴールドシップが優勝した12年から出走馬のいなかった13年を除くと前走共同通信杯組が皐月賞で4連勝していました。

 

 

昨年もダノンキングリーが3着とやはり結果は出続けています。また、16年ディーマジェスティのような人気薄(8番人気)でも優勝してしまいとにかく相性は抜群です。

 

 

昔からよく言われることですが、ダービーを意識した関西馬が府中コースを経験させるために共同通信杯に遠征してくる事が良くあります。

 

 

その分レースレベルが高くなるので、そこで勝ち負けした馬の実力はある程度担保にすることが出来ます。そういう点は信憑性のある前哨戦と言えるでしょう。

 

 

ただ、気を付けなければならないのは共同通信杯皐月賞で結果を出している馬はわざわざ遠征していた関西馬ではなく、ほとんどが関東馬であることです。

 

 

馬券になった6頭中5頭は美浦の所属馬です。このローテで馬券になった関西馬は11年の3着ダノンバラードでもう随分と前の話になります。

 

 

やはり関東馬だとどこかで中山を経験していると言うのはあるのかもしれませんね。

 

 

15年の勝ち馬リアルスティール皐月賞で2着と走っていますが、間にスプリングS(2着)を挟んでのものでした。

 

 

中山の経験値を上げていたという点は上記の仮設に合致しています。

 

 

今年の該当馬2頭はともに関西馬で、中山コースは初になります。あまりお勧めできないパターンとなっていますが、どうなりますでしょうか?

 

 

京成杯組の傾向

 

 

 

京成杯組の過去10年の成績は【0・0・2・2】になっています。

 

 

京成杯がマイル重賞から皐月賞の2000mに変更になったのは99年からでした。その時の勝ち馬オースミブライト皐月賞で3着になっています。

 

 

この時はやはり条件が同じになると連動するんだなぁと思ったものです。ですが、このオースミはスプリングSを挟んでいました。

 

 

ディープインパクトの3冠達成を阻止しようとしたアドマイヤジャパン弥生賞を挟んで皐月賞3着と言う成績でした。

 

 

やはり同じ条件を勝っている馬なので適性面がマッチしている事は間違いないのですが、どこかのトライアルを挟んでいる方が望ましいというのがデータ上の答えです。

 

 

直行して馬券になったのは10年3着エイシンフラッシュ、18年3着ジェネラーレウーノの2頭。

 

 

半数は馬券になっていることから悪いとは言えませんが、それでも3着までだったというのは現実の厳しさを物語るのではないでしょうか?

 

 

また、本当に強い馬なら3週前に行われる同条件のGⅠホープフルSに出走するはずです。

 

 

ホープフルSがGⅠに昇格している今の時代では京成杯を使っているという時点で完成度や能力面などが劣っていたという仮説は十分に成り立つのではないかと思います。

 

 

きさらぎ賞組の傾向

 

 

きさらぎ賞組の過去10年の成績は【0・0・1・7】になっています。

 

 

きさらぎ賞が行われる京都外回り1800mはフェアなコース条件なので例年素質馬が多く出走しており、そこで勝ち負けした馬は皐月賞でも注目されます。

 

 

ですが、成績をご覧いただければわかるように直行してきた馬の成績は散々です。

 

 

3歳時に年度代表馬にも輝いたサトノダイヤモンドですら3着までで、これが唯一の馬券実績になっています。

 

 

やはりアンフェアな中山2000mときさらぎ賞のコース条件は適性が真逆な事がネックになり、噛み合っていないのかもしれません。

 

 

ただ、この辺の事情は共同通信杯と同質の話になるので、結果がリンクしないのは辻褄があいません。

 

 

この2レースは間隔的にもあまり変わらないのできさらぎ賞組の結果はもっと連動しているべきです。

 

 

そうなるとやはり共同通信杯きさらぎ賞とでは出走している馬の質に大きな違いがあると言う事になります。

 

 

相手関係に恵まれてきさらぎ賞を勝っている可能性が強まるので、該当馬には正確な能力判定が必要になってくるでしょう。

 

 

ダーリントンホール

 

 


まず、訂正です。

 

 

上記の共同通信杯の傾向のところで、この馬も関西馬の様な表記をしていますが、勘違いしていました。この馬は美浦所属の関東馬です。

 

 

そして中山コースでの経験もあります。よって、過去の皐月賞好走馬とリンク出来る資格があるので、データ的に無視の出来ない馬になっています。

 

 

ご注意くださいませ。

 

 

さて、このダーリントンホールはゴドルフィンの牡馬では今年一番の期待馬です。

 

 

あまりの期待の高さから函館で勝ち上がった後に描かれた青写真では、

 

 

札幌2歳Sを勝つ→東スポ杯2歳Sで叩く→ホープフルSを大本線

 

 

と言う具体的なローテまで用意されていました。

 

 

ただ、札幌2歳S3着と結果を出せなかったことで計画がリセットされてしまい、少し歯車が狂ってしまいました。

 

 

そうは言ってもここまで4戦して一度も馬券圏を外していないように堅実に活躍していて、決して期待先行の馬ではないと思われます。

 

 

負けた2戦も敗因は明確でした。

 

 

札幌2歳Sでは直線入り口で馬群が詰まる騎乗ミス。これが無ければ札幌2歳Sを勝っていたのはブラックホールではなく、この馬です。

 

 

当時は池添騎手が大きな期待を持って騎乗したのですがこの失敗でクビになっています。

 

 

3戦目の葉牡丹賞も仕上げ途上で使った1戦でしたし、展開も向かずイン前有利の流れを外から差して届かなかったと言う内容です。

 

 

そして、3戦目も取りこぼしたことで放牧へ出し立て直されて共同通信杯でようやくの重賞制覇となりました。

 

 

しかし、共同通信杯の当時も勝つには勝ちましたが、完調まで持ってこれていなかったそうです。

 

 

陣営は一番良かったのは北海道にいた頃と考えていて、その時と比べると見劣るものでした。満足のいくデキで使った訳ではないようです。

 

 

でも、そういう状況で勝ててしまった点もこの馬の能力の高さを表すのかもしれません。

 

 

共同通信杯をそういう状態で使っていたなら、この中間の上積みはかなり見込んでいいのではないかと思います。

 

 

少なくともここ2戦よりは確実に上げてくると思うので、注意は必要です。

 

 

ここまでの4戦は函館・札幌・中山・府中と全て違うコースで走って結果を出しています。コースに左右されない安定感はこの馬の強味と言っていいでしょう。

 

 

また、重賞勝ちは府中コースですが決め手に優れたタイプとは思えず、それ以外の3戦で経験した1周コースの条件を持続力で勝負したほうがいい馬でしょう。

 

 

皐月賞の様なコースレイアウトは走り慣れており、このコースに必要な器用さは過去走から随所に見て取ることが出来ます。

 

 

条件的には共同通信杯よりも力を発揮しやすいのではないかと思うので、立ち回り一つで出番のある馬だと考えています。

 

 

ただ、さらに相手が強くなる今回のメンバーにおいて、この馬の能力が上位に迫っているかと言えば微妙な所かもしれません。

 

 

陣営は前走で手綱を取ったルメール騎手に早い段階で皐月賞の騎乗をオファーしていたのですが、ずっと保留にされていました。

 

 

ルメール騎手としてははワ―ケアの結果が出てから返答をするつもりでいたようです。

 

 

この時点で本番もこの馬でと思える手応えがルメール騎手に残らなかったんだと思います。

 

 

結果的にワ―ケアが弥生賞DI記念で2着になりダーリントン陣営はルメール騎手にフラれる形になっています。

 

 

そのワ―ケアが回避してもなおダーリントンに戻ってくる事はありませんでした。

 

 

そうやって考えると、少々能力落ちの評価が妥当になって来ます。皐月賞の上位3頭を1軍としたら、その下の2軍扱いがいいところなのかもしれません。

 

 

どんなにデキが良く手も頭からどっぷりと言う状況ではないと思います。

 

 

 

マイラプソディ

 

 

 

武豊騎手と二人三脚の馬主キーファーズがようやく引き当てた大物として話題になった素質馬です。キーファーズはこの馬でようやく重賞初勝利となっています。

 

 

この馬でダービーを勝つことががこのコンビの大きな目標です。

 

 

それだけに前走の共同通信杯も通過点ぐらいに考えていたようで、まさか負けるとは関係者の誰も考えていませんでした。

 

 

当然、勝って皐月賞に進むつもりでいましたし、「本番に向けて学習しながら楽に勝つ」とまで言っていた程です。

 

 

仕上げも抜かりなく作っていただけにあの結果はさすがにいただけません

 

 

1k重い斤量を背負っていたので、そのせいでハナ差クビ差で負けたとかならまだよかったんですけど、4馬身以上離されていてはため息が出てしまいます。

 

 

「学習しながら」と言ったのは抜け出すと遊んでしまうクセがあるのでその点を矯正したかったのだそうです。抜け出すタイミングを測りながら運んでいたのでしょう。

 

 

また、この日は稍重だったのですがレースの頃にはラチ沿いから馬場が乾いて来ていたので内が伸びやすかったという物理的な理由もあるようです。

 

 

ただ、それでも使えた上がりが1・2番手を追走していたビターエンダーと変わらず、勝ち馬ダーリントンホールよりも0.2秒も遅いものでした。

 

 

後方で脚を溜めていたならせめて上がりは最速であってほしいところです。他馬の上がりを上回れていないと言う事は、脚を使えていない事と同義です。

 

 

これでは良い訳のしようがありません。

 

 

京都2歳Sでもズブい所を見せていましたのでエンジンのかかりが遅いところはあるかもしれませんね。

 

 

中間の調整段階ではかなり手応えを感じていたようですし、2歳の頃から馬も成長していると順調そのものな言い様でした。

 

 

それだけにこの結果は明らかに負けすぎていると言わざるを得ません。

 

 

期待の高い馬なのでまずはこの皐月賞でらしさを取り戻して頂き、ダービーに繋げて欲しいところです。

 

 

なのですが・・・

 

 

ちょっとこの中間はキナ臭い話がありまして、ダービーはアドマイヤビルゴの方に乗るんではないかと噂が立ち始めています。

 

 

ビルゴも同じ友道厩舎なので調整しやしことからそういう話になっているんだと思います。

 

 

と、同時に少し自信を無くしてしまったのかなぁ?と言う気もしないでもありません。

 

 

いずれにしてもマイラプソディの皐月賞での結果次第になるんでしょうけど。

 

 

クリスタルブラック

 

 

新馬戦を勝ったばかりの重賞挑戦を見事に決めて2戦2勝で皐月賞に駒を勧めてきました。

 

 

2戦目に重賞調整していたように関係者、特に厩舎サイドの評価が高く春に大きいところを見据えた重賞挑戦であったようです。

 

 

陣営がそのような期待を抱くだけあって新馬戦のこの馬のパフォーマンスは優秀でした。

 

 

ペース自体は超スローなのですがラスト4Fからラップが落ちない加速ラップを刻んでいます。

 

 

ペースが上がっている段階ではどの馬も最高速度で走っている状態なのでこういう流れでポジションを上げていくことは普通は簡単ではありません。

 

 

それをこの馬は楽々と押し上げていき、しかも大外ブン回しで距離ロスも非常に大きい所を走っていました。

 

 

脚力が1頭だけズバ抜けている証拠です。そんな豪脚を持っているのですからラスト1Fで失速していた京成杯なんか差せて当然だったかもしれません。

 

 

末脚の破壊力だけなら上位勢力とも渡り合えそうな可能性を感じます。

 

 

ただ、キャリアが浅いだけあってまだまだ馬は成長途上の部分が大きいところがあります。

 

 

トモがまだ緩いため、レースでのパフォーマンスが大きいと反動が出てしまい回復に手間取ってしまうのだそうです。

 

 

なので調教師も当初はここで賞金を加算して春のトライアルを使いたいと考えていたのですが、皐月賞出走が確定したので無理をしなかったのでしょう。

 

 

相手もいることなので久々ローテが良いか悪いかはわかりませんが、十分間隔を取ることがこの馬には適した調整方法であることは間違いでしょう。

 

 

現時点の能力を発揮させられる状態に持って来るにはベストのローテションだと思います。

 

 

それに未完成な部分も大きいですから成長の余地も多分にあり、3ケ月の間に馬自身が強くなっていることもあるのではないでしょうか?

 

 

前走以上の状態で出走することも十分にあり得ると思われます。

 

 

他に気になるのはスタートが悪いところで、2戦とも出遅れています。トモが緩いと言う話なのでダッシュが効かないのかもしれません。

 

 

今回も出遅れる可能性は想定しておいた方が良いと思います。

 

 

なので、恐らく後方から末脚に賭ける競馬になるのでは?こういうキメ撃ちタイプは腹を括りやすいので怖いところです。

 

 

持ち味がはっきりしているタイプで一芸に秀でていますから、そういう馬がハマった時は強力です。

 

 

久々でも警戒が必要な馬だと考えています。

 

 

 

コルテジア

 

 

シンザン記念が9番人気で3着、きさらぎ賞が7番人気で1着と走っても走っても評価が上がらず、皐月賞では現在13番人気です。

 

 

それほど強調出来る材料はないんですけど、相手なりであったり、先行して速い上がりでまとめられたりと、無難にまとめられるところはいいところです。

 

 

大きく負けたのは昨秋のデイリー杯2歳Sだけなのですが、この時はサクセッション(スプリングS3着)がマクって来たことで乱ペースに巻き込まれたことが原因です。

 

 

なので陣営は以降のレースで必ず言う事があって「自分のリズムで運べれば」とマイペースの重要さをいつも口にしています。

 

 

そうすることで最後まで粘り込むことが出来ているようです。こういう馬は崩れにくいので案外バカにできません。

 

 

きさらぎ賞の勝ち方も頑張っていた印象で、直線では重賞の常連アルジャンナ(重賞2着2回、3着1回)よりも力強く抜け出していました。

 

 

渋い感じが興味深く見ための感じは悪くありません。

 

 

ただ、この馬の良績がスローペースに集中しているのはやはり強気になれないところでしょう。

 

 

実際、激流になったデイリー杯2歳Sの負け方がこの馬らしくないものでした。

 

 

厳しい展開になった時に対応可能な根拠がここまでの戦績に残っていないのは良くありません。

 

 

皐月賞がそのような展開になる事はほとんどありませんので、この馬の良さが発揮されない事も大いにあるでしょう。

 

 

根拠らしい材料がが一切ないので評価を上げようがないというのが正直なところです。

 

 

GⅢなどグレードが下がれば無視も出来ませんが、頂上決戦のGⅠでどこまでやるものでしょうか?

 

 

過去のきさらぎ賞馬のほとんどはきさらぎ賞優勝が競争生活の最高点と言う馬ばかりです。この馬がそうならなければといいとは思っていますが・・・

 

 

 

 

 

 

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