【ヴィクトリアマイル特集】 リピート条件を持つ馬

 

こちらはヴィクトリアM特集の2枚目です。

 

 

リピート性の強いGⅠレースとして有名で、10年以降何らかの馬がリピートしているレースです。

 

 

これだけリピート率が高いのも珍しいので該当する資格を持つ馬にはとりあえず警戒が必要でしょう。

 

 

ここではその資格を持つ昨年の1着馬ノームコアと2着馬プリモシーンについて扱います。

 

 

この2頭はどちらもこのブログの本命馬でした。当時はノームコアが5番人気で、プリモシーンは4番人気。帯封獲得に貢献してくれました。

 

 

ありがたい馬です。

 

 

今回面白いのはそのノームコアの鞍上にいたレーン騎手が、2着馬プリモシーンの背にいることです。

 

 

この鞍上替わりがどのような化学反応をもたらすのかは興味が尽きないところです。

 

 

そんな2頭が活躍した昨年のレースを簡単に振り返っておきます。

 

 

昨年は日本レコードで決着しているように当レース史上最速のペースでレースは流れています。

 

 

テン3F通過が33.7、1000m通過は56.1秒の超の付くハイペースです。逃げたアエロリットは残り100mまで粘り通します。

 

 

ラスト3Fも11.2-11.5-11.7と最後まで11秒台を維持して走り抜いていいて、失速率がかなり抑えられています。

 

 

前が止まらないと言うのはこういうラップ構成の事を言うのでしょう。

 

 

それでも逃げたアエロリットが捕まったのは、それだけ上位馬の脚力が勝っていたという事です。

 

 

高速馬場に対応出来るGⅠ級であれば展開を覆す脚力があるので、前がどれだけ飛ばしてきちりと差して来れるようです。

 

 

今にして思えば①で触れているスプリンターが台頭した15年には、高速馬場に対応出来る資質があったGⅠ馬の出走がありませんでした。

 

 

レッドリヴェールヌーヴォレコルトショウナンパンドラと言ったパワータイプしか出走していませんでした。

 

 

これらのGⅠ馬は完全にスピード負けした結果であり、だからスプリンターが台頭出来たのだと思われます。

 

 

スピードに秀でたタイプが勝ち負けするにはこういう条件が必要なのかもしれません。

 

 

ノームコア

 

 

アーモンドアイとは初対戦になります。

 

 

3歳時に紫苑Sを勝ちながら秋華賞を熱発回避でエリザベス女王杯に出走していますが、当時はアーモンドアイの3冠制覇の障害になるのでエ杯に回されたと噂になりました。

 

 

(そう言えば、今回のグランアレグリアも熱発回避で安田記念ですね。ノーザンF系の熱発話はどうもうさん臭い)

 

 

なので、アーモンドとの対戦は個人的に非常に興味深いなと感じています。当時の噂の真贋をここで見極めてみたいと思います。

 

 

さて、同馬ですが昨年のこのレースを勝って以降も富士S勝利、レベルの高い香港マイルで4着とGⅠ馬らしい活躍をしていました。

 

 

ですが、なぜか前走でスプリントGⅠの高松宮記念に出走しています。

 

 

出走の理由は定量(55k)で走れる条件が良いとのことでこのレースを使ったのだそうです。理由からして叩き台名目であることがミエミエでした。

 

 

ゲートを出てからはスムーズに対応してはいましたが、4コーナー手前の周回中にレースが加速するるとさすがについていけなくなりおかれてしまいます。

 

 

目の前にいたグランアレグリアに一気に離されていて、適性の差がはっきりと出てしまった印象です。

 

 

騎乗していた横山典騎手も直線では2・3発の鞭入れた程度で諦めていて、最後は流して1.9秒差の15位でした。

 

 

それ以外にも、大外枠や重馬場であったことも影響はしていたでしょう。

 

 

主な敗因は条件面的事由がほとんで、能力面を棄損するような根拠は見当たらないと思います。

 

 

力を出し切れていない敗戦なのは明らかなので、度外視当然の評価で大丈夫だと思います。

 

 

そもそも意味不明な出走でしたのでレースの内容や結果などを気にする必要もないのではないかと思っています。

 

 

まぁ、印象が良くないのは仕方ないところですが。

 

 

考慮することがあれば、スプリント戦を使った影響で身体的な何かが悪くなていないかどうかと言う事かもしれません。

 

 

慣れないレースをした悪影響がないかちゃんと確認してから最終判断したいと思います。

 

 

この陣営が常々言っていることなのですが良馬場必須と言う馬のようです。

 

 

富士Sは発表は稍重でしたが結構な道悪でした。しかし、豪快な末脚を繰り出して勝っているのでダメっという事はないと思っているのですが・・・

 

 

それでもとにかく良馬場の方がよいと道悪の時にはいつも泣いています。

 

 

昨年のこのレースの事を言っていると思うのですが、府中の高速馬場で超速上がりを繰り出せる馬だから絶対に良馬場の方が良いと考えているのだそうです。

 

 

この馬の能力を最大限引き出すためにそういう舞台設定が必要と言う事なのでしょう。

 

 

その理屈は一理あるかもしれません。道悪だとこの馬の長所が殺されてしまうので、こなす程度と言う認識がいいのかもしれません。

 

 

だとすると、土曜の雨予報が日曜のレースにどう影響するかが問題になってきます。日曜発表の含水率や午前中のレースを確認してから評価を定めることにします。

 

 

なお、状態面に関しては前走以上だと思います。

 

 

高松は勝つ気の無い出走でしたので周囲からも「100%に仕上げている感じはしない」と言われていたほどで、仕上げ度合いに疑問の多い所がありました。

 

 

今回への余力や使った上積みを計算しての調整がしっかりとなされていたのだと思われます。

 

 

上昇することはあっても、下降することはちょっと考えずらいところです。前走以上は確実でしょう。

 

 

最後にリピート候補馬で注意しなくてはいけない点があると思います。それは2年目は評価が下がりやすい傾向があることです。

 

 

ブエナビスタ:1番人気→1番人気

 

ホエールキャプチャ:4番人気→12番人気

 

ヴィルシーナ:1番人気→11番人気

 

ストレイトガール:6番人気→5番人気→7番人気

 

 

となっていました。

 

 

当時はアーモンドアイ的な扱いがされていたブエナこそ1番人気を2年続けましたが、その他は人気を落としていることが多くなっています。

 

 

3連続したストレイトも連勝時には人気が下がっていました。ホエール・ヴィルシーナに至ってはだだ下がりです。

 

 

人気は直近走の影響を強く受けますので、近走成績にとらわれるとこのような評価になってしまうのでしょう。

 

 

そうすることで本質的な問題を見逃してしまい、このような悲劇が繰り返されていたのです。

 

 

特に注意すべきは上記4頭中3頭が1年目で4歳馬であったことです。

 

 

4歳から5歳に加齢した程度でサラブレッドの能力が著しく落ちることはありません。成長力を無視した過小評価は厳気と言う事なのではないでしょうか?

 

 

今年の2頭も4歳→5歳の馬なので、近走不振を能力が落ちたと判断してしまうのは危険な行為のように思います。

 

 

そうならないように慎重に判断したいところです。これらを念頭にして現在の人気を昨年と比較してみます。

 

 

ノームコア:5番人気→6番人気(18.2倍)

 

プリモシーン:4番人気→3番人気(10.5倍)

 

※土曜9:55時点でのオッズを参考

 

 

ホエール・ヴィルシーナほど人気が急落していませんが、ノームコアは高松宮記念出走とその結果がオッズに影響を与えているようですね。

 

 

これをリピータの法則と言っていいかどうかはわかりませんが、例年のリピート傾向からしたらノームコアの方が可能性が高いと言えるかもしれません。

 

 

既に述べているように高松の内容や結果は全く度外視出来るものなので、現在のこの評価は不当な評価と言えるでしょう。

 

 

 

 

プリモシーン

 

 

体調変化が著しい1年を過ごしているので今年の判断は少し難しいかもしれません。

 

 

昨年このレースで2着になってからは夏のサマーシリーズを目標に第1戦の中京記念を使って3着と好走しました。

 

 

このレースは稍重発表以上に悪いコンディションになっていたので疲労が残り、サマーシリーズを諦めて秋に備えることになりました。

 

 

が、この1戦で完全に調子が崩れてしまいマイルCSの頃には完全に底の状態であったそうです。低迷期に入ったかのような状況でした。

 

 

そこから懸命な立て直しが図られてようやく結果が出たのが今年の初戦東京新聞杯です。

 

 

この時は完調にまでは至っていなかったのですが、かなり調子は良かったんだと思います。

 

 

なぜなら、東京新聞杯勝利後に高松宮記念参戦のプランが持ち上がった程だったので、よほどうまく調整出来ていたのだと思われます。

 

 

結局は自重して昨年同様のステップでダ卿CTを叩いてヴィクトリアMと言うローテが決定しました。

 

 

が、そのダ卿CTでまた疲労をため込む結果となってしまいます。

 

 

牝馬の56kで実質のトップハンデであったことや、外を回るロスの大きい競馬であったことで馬には負担のかかるレースであったのでしょう。

 

 

一応本番を見据えた前哨戦のつもりで使っていたので余力は残していましたが、中途半端な状態で負荷の大きい競馬をしたことが反動に繋がったのかもしれません。

 

 

その為、正式な出走表明が遅くなっているので少し気になるところです。

 

 

調子の変動が大きい牝馬は何かと扱いにくいものですから、現状の状態がどんなものかはしっかりと確認しておく必要があると思います。

 

 

まずはいい状態で出走してきて欲しい馬の1頭です。

 

 

状態さえよければ適性は昨年2着で度証明済みなので大きく期待が出来るところであり、鞍上の配置を見てもノーザンFの期待が大きい事は伺い知れます。

 

 

普通の状態なら上位に食い込める1頭で間違いはありません。

 

 

あとは、やはり天気ですね。この馬もノームコアのように重馬場でもある程度結果を残していますが、良馬場の脚比べのの方が向いています。

 

 

今回のメンバーでも持ち時計は2位タイの快速時計を持っています。また、3歳時の関谷記念勝利時が1:31.6で駆けているので、時計勝負ならめっぽう強い。

 

 

そういう武器を遺憾なく発揮するために馬場の回復が待たれるところです。

 

 

雨雲レーダーによると21時過ぎには雨雲がなくなりますので、府中競馬場の驚異的な水捌け能力に期待するしかありません。

 

 

なお、昨年2着だったダ卿CTが5着と着を落としていますが、申しました通りに不利な条件が重なってのものなので能力が多くく落ち込んでいることはないと思います。

 

 

1年を通して不安定な成績を残した理由も冒頭で触れた通りなので、昨年より弱くなっているという考えは危険だと思います。

 

 

馬の状態と馬場の回復具合に焦点をあてて取捨するのが良いでしょう。

 

 

 

 


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